ペレットへの切り替え方 その1.幼鳥インコ(雛)の場合

幼鳥・雛からペレット食 毎日の食事

一緒に暮らしているインコが、日頃の食事でバランスよく栄養がとれているかどうかは、長生きしてくれるかどうかの分かれ道です。

バランスよく採るには、やはりペレットに切り替えたいところ。シード食は、本ブログの「シード主食で長生きさせるには」で紹介しているように、やはり必要な栄養素を採らせるにはひと工夫もふた工夫も必要ですし。

pipi代理人
pipi代理人

pipiDのセキセイインコ、”pipi”と”らい”はシード食で5~6歳しか生きませんでしたが、pipiDの親族のところで暮らしているサザナミインコは、病気で下側のくちばしが4歳ぐらいで落ちてしまったにもかかわらず、その後ペレットに切り替えたことが幸いしたのか、10歳を超えても元気に生きています。

そこでココではまず、幼鳥(雛)の段階でペレットに切り替えてしまう方法をご紹介いたします。

ペレットへの切り替えは幼鳥(雛)のうちに

シードがよほど美味しいのでしょう。
シードで育った子は、なかなかペレットを食べてくれません。

pipi
pipi

だって美味しいんだから!美味しいものを食べたくなるのは、誰だって同じでしょっ!

らい
らい

そうそう、私たち、グルメだもの!!

腕のあるペットショップさんですとうまく切り替えられるようですが、個人で行うには我慢と忍耐と、インコの協力(諦め)が必要で、また、あとでブログに書きますが、死に至るような危険も伴います。

インコの健康を害すことなく安全に、また簡単に切り替えられるのは幼鳥・雛の時。
与えられたものを素直に食べてくれるうちに切り替えてしまいましょう。

pipi代理人
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pipiDは、安全で簡単な幼鳥・雛での切り替えをおススメします!

ペレットへの切り替え方(実例のご紹介)

幼鳥(雛)の食事は、本当に幼いうちは数時間に一回、鳴いたらあげる感じ(さし餌)ですが、ペットショップさんから購入できる幼鳥は、朝昼晩の3回あげるぐらいに育ったものが一般的です。

らい
らい

ペットショップさんによるのだけれど、一人餌になってから購入できるようにするところも多いのよ。

ペットショップさんでは大体、粟玉(あわだま)に卵黄やパウダーフードなど栄養素を混ぜた食事をあげているよう。与え方は、あわ玉に卵黄の粉を混ぜ、お湯を注いで一般的なインコの体温(30℃ぐらい)に混ぜながら調整し、あげています。

パウダーフードとペレット混ぜ合わせ前 パウダーフードとペレット混ぜ合わせ後

ペレットへの切り替えは、家にひなを迎え入れてすぐ、そのまま一人餌にまで育ってしまう前に、この粟玉(あわだま)をペレットに置き換えて行います。

pipi代理人
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ペレットは粟玉と違い乾燥させた粉の塊なので、水分を吸います。お湯が多すぎるとベチャベチャしすぎて食べにくそうでしたので、pipiDはペレットの形がきちんと残る程度にふやかしてあげました。

もちろん最初は、”違う!”という素振りをされ、ちょっと抵抗されました。
ですので、ペットショップさんが使っている栄養補助食品のパウダーフードを多めに混ぜて幼鳥(雛)に合うようにしてあげたところ、すんなり食べてくれました。

pipi代理人
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pipiDは、4羽目の“翼”を迎え入れたとき、ペットショップさんが使っているパウダーフードを教えていただいてペレットへの切り替えを試みました。パウダーフードはKAYTEEのHAND FEEDING Formula「exact」(BABY BIRD用)でした。

実際にやってみて良くわからなかったのは、湿らせたペレットから乾燥ペレット(普通の状態)への切り替え方。”pipi”や”らい”は、粟玉(あわだま)からシードを自然に食べるようになってくれていたので、何にも苦労しなかったのですが、”翼”はなかなか湿らせたペレットから卒業してくれませんでした。

雛のときはこのような感じで与えます 毛が生えそろってもなかなか卒業してくれません

雛にペレットを与えたのは”翼”が初めて。
そこで、お湯の量を調整して徐々にペレットを固くしていくなど試行錯誤を繰り返しました。次第にパウダーフードがなくても、また冷たくても食べてくれるようになりましたが、なかなか湿らせたペレットから卒業しません。
ですが、あるとき帰宅が遅くなり食事の時間がかなり遅くなった時、餌場にほんの少し落ちていた普通の乾燥ペレットをつまんでくれたのです。この時以来、ペレットを普通に食べてくれるようになりました。

pipi
pipi

湿ったペレットに慣れちゃったから、乾燥したものに違和感があったんだよ、きっと。

pipiの言う通りそうなのかもしれませんし、個体差なのかもしれません。
いずれにしても湿らせたペレットから乾燥ペレットを食べてくれるまで1ヶ月ほど掛かりましたが、成鳥の切り替えよりはずっと簡単に出来ました。

らい
らい

って、成鳥で切り替え、ちゃんと出来たのっ!?

まとめ

幼鳥(雛)の段階からペレットへの切り替え作業を行う事で、成鳥より簡単に切り替えることが出来ます。そのポイントは次の通りです。

(1)一人餌になる前に行う事
(2)粟玉(あわだま)の代わりにペレットを与えること
(3)ペレットは形がきちんと残るぐらいの適度な柔らかさにすること
(4)慣れたパウダーフード等を使って、それまでの味と近い味に整えること

柔らかいペレットから硬いペレットへの切り替えは、最初、食べてもらおうと柔らかくしすぎてそれに慣れてしまったからかもしれません。自然界では、餌は成鳥が雛に口移しで与えるものですので、30度近い温度の方が重要かもしれませんね。

この記事を書いた人
pipi代理人

2015年よりセキセイインコを家族として迎え入れ、現在もなお2羽と同居中。2羽を立て続けに病で亡くし、特に最愛のpipiとは別れのあいさつも出来なかったことから、「二度とそんな悲しい思いはしないぞ」と知識を貯め、またインコが暮らす環境を整備。インコを家族に持つ方々の参考になればと、得た情報と整備した環境を公開。

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